夏、戻りましたね。
でも、少し湿度が低いのかな?真夏の31度とは少し違う暑さで過ごしやすいような気がします。
さて、今日もテスコのギター。
 
■Teisco WG-4L 1960年代中頃〓used@★sold out★■
 
なんともインパクトのある外観のテスコ製のWG-4Lが入荷しました。
スクエア・ポール・ピース・タイプのピックアップが4つも搭載されています。
大きなアルミ製ピック・ガードにネジ(1つだけノンオリジナル)で装着されているので、木部のザグリと相まって箱鳴り的なリヴァーブ感があります。
WGシリーズでピックアップがアルミ・ピックガードに付いているのは4PUのこのモデルだけです。
  
ボディー左側のスイッチは各PUのオン/オフ。その下にソロ/リズムの切り替えスイッチ。
ヴォリュームとトーン・コントロールのつまみが2つです。
4つのPUは場所によって違った個性ある音色を持っており、沢山の組み合わせができます。
フロント1発、真ん中2つ目と&リア、あるいは4つ全部などなど。
特にPU単体で聴いた時にわかる、トーンは深くて味わいがあります。
  
サンバーストの1番濃い部分は黒ではなく焦げ茶色です。
ヘッドは4:2ペグのタイプでTEISCOの丸バッジが付いています。
ローズウッド系と思われる指板に特徴的なポジションマーク。
ペグはGRECO製クルーソン・タイプの軽量なものに交換されています。
オリジナルより精度が良いのでチューニングの狂うストレスはありません。
ストリング・ポストの高さが低いのでナットまでのテンションが保たれています。
逆さに付けたりしてないので、それぞれの回転の向きも正しくなっています。
オリジナルと思われるナットは下に厚いプラ板が敷いてあり、高さを稼いでいます。
ゼロフレットはありません。
   
ウィークポイントはネックとボディーを留めるネジ(x2つ)が中で折れており、外すことが出来ないことです。
ネジを救出する方法もあるのですが、裏からボンドらしきものを流しこんで空き間無く圧着されてるようなので、そのままにしてあります。
これはもうデタッチャブル・ネックではなく、セット・ネックのギターと思って下さい。
演奏性+音質+強度に支障はありません。